Eclipseのオススメ設定

少し設定を変えるだけでもEclipseは更に使いやすくなる。オススメの設定をまとめました。

執筆時バージョン
Pleiades

Pleiades All in One 4.6.3.v20170323 (Eclipse 4.6 Neon 3)

エディタ全般

初期設定はPleadies All in Oneの初期設定を前提とします。

テキスト・エディターの設定

メニューから「設定」-「一般」-「エディター」-「テキスト・エディター」で設定する。

設定内容
  • 印刷マージンの表示

    • 「チェックオン」→「チェックオフ」

  • 空白文字の表示(「可視性の構成」をクリックで表示)

    • 改行

      • 「チェックオン」→「チェックオフ」

初期設定でエディタでオレンジの縦線が表示されているのは「印刷マージンの表示」がオンになっているから。邪魔な気がするのでオフにする。

全角空白や改行などの入力はされているが見た目上見えにくいモノは「空白文字の表示」で表示ができる。ただ改行まで表示させるのはやりすぎなかんじなのでオフにする。全角空白などはバグになりやすいので表示されるようにしておく。その他はお好みで。

Eclipseテキスト・エディターの設定
Figure 1. Eclipseテキスト・エディターの設定

色とフォント

メニューから「設定」-「一般」-「外観」-「色とフォント」で設定する。

設定内容
  • テキスト・フォント

    • 「MS ゴシック」→「Myrica」(お好みのフォント)

「テキスト・フォント」を変えておくと全般的にフォントが変更される。見やすいお好みのフォントに変えておくと作業がはかどるので、長時間作業する人ほど変更しておきたい。フォントはOSにインストールされていないと選択できない。

最近のオススメはMyrica。ttcをダウンロードしてインストールするだけで使える。

Eclipse色とフォントの設定.png
Figure 2. Eclipse色とフォントの設定

Java

保管アクション

メニューから「設定」-「Java」-「エディタ」-「保管アクション」で設定する。

設定内容
  • ソースコードのフォーマット

    • 「チェックオフ」→「チェックオン」

Javaのエディタで保存したときに追加で行ってくれるアクションを設定できます。

結局ソースコードのフォーマットを最終的にかけるはずなので、保存したタイミングでフォーマットしてもらうと楽。ただ書き途中でもフォーマットしようとするのでそこが…​。

Eclipse保管アクションの設定
Figure 3. Eclipse保管アクションの設定

型フィルター

メニューから「設定」-「Java」-「外観」-「型フィルター」で設定する。

設定内容
  • フィルター・リスト

    • 使わないクラス・パッケージを追加する。

Eclipseの補完機能(コードコンプリート)はとても強力。これをさらに強力にするために使わないクラス・パッケージをリストに登録しておく。登録されたクラス・パッケージは候補リストに出現しなくなるので、選択肢が減り迷わなくて済む。候補リストに出現しなくなるだけなので、そのクラスはコード上にでてきても問題はない。

例えば「List」と入力して補完機能を使うと、「java.awt.List」や「java.util.List」が候補に挙がる。ただ「java.awt.List」はGUIをプログラミングしていない限りは使わない。なので「java.awt.List」を型フィルターに追加しておけば、次回から「java.awt.List」は消える。こんなかんじで使わないクラスやパッケージはかなりあるので、それを登録しておく。

Eclipse型フィルターの設定
Figure 4. Eclipse型フィルターの設定

参考

Appendix A: 改訂履歴

  • v1.0, 2017-04-07: 初稿

  • v1.1, 2018-11-16: 言い回しなど一部のみ修正